『朝起きたら首が痛い。』|寝違えの対処法・予防法

寝違えの対処法・予防法 よくある症状

朝起きたら首が痛くて動かせない・・・。

朝起きたら首に強い痛み・違和感。痛くて動かすことができなかったり、どちらか一方にしか振り向けない。多くの方が、一度は経験したことがある日常的な不調のひとつ『寝違え』。

寝違えになってしまった時の対処法、寝違えにならないための予防法をご紹介します。

寝違えの症状と原因は?

「寝違え」とは、朝起きたときに首や背中に痛みとともに関節の動きの制限が加わっているものを主に指します。

医学的には、頸椎(首の骨)まわりの痛みを総称して、「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」と呼びます。ピキッとくるような痛みの正体は、筋肉の「拘縮」という固まっている状態が原因と考えられています。

寝違えの主な症状

寝違えの症状には、大きく3つの症状があります。

  1. 首の動きにともなって、筋肉痛のような痛みが出現
  2. 首の動きが制限される(下を向きにくい、横を向きずらいなど)
  3. 首だけでなく、背中や肩こりを伴う

寝違えの主な原因となるもの

寝違えの大きな原因は、睡眠時の不良姿勢と身体的要因(疲労・ストレス・飲酒)、環境要因(合わない寝具)が大きな要因となります。

寝違えの主な原因

1.睡眠時の不良姿勢
2.身体的要因(疲労・ストレス・飲酒)
3.環境要因(合わない寝具)

基本的には、不良姿勢で朝まで寝てしまった場合や、精神的なストレスが強い、極度の疲労状態、アルコールの過剰飲酒の場合などに発症しやすくなります。

本来であれば眠っている間に何度か寝返りをうち、無理な体勢を回避します。しかし、泥酔しているときや、極度の疲労状態にあるときに、ソファなどで寝てしまい寝返りがうまくできなくなってしまいます。また、精神的ストレスが強い場合、首や背中の筋緊張が強くなり、寝ている時にも首に負担や筋緊張が強くかかりやすくなってしまいます。こういった際に、寝違えは引き起こります。

また、体に合わない寝具を使うことも睡眠の質を落とし、寝違えを起こしやすい要因となります。
寝具に関しては、万人に合うものはなかなか見つからないので、ご自身の体に合う寝具をいろいろ試しながら探すことをお勧めします。
ご参考までに、個人的なおすすめとして枕は『西川 Air』、マットレスは『エイプマン 高反発マットレス』がおすすめです。

寝違えた場合の対処法とは?

気をつけていても、寝違えてしまうことはあります。そういった場合の対処法をつご紹介します。

1.まずは安静を保つ

寝違えの症状が強い場合は、無理に動かさずに安静にするのが第一です。患部(痛いところ)を動かさないようにして安静を保つことで、約1週間ほどで痛みは引いていきます。

2.痛みや熱感が強いときは湿布を貼る

痛みが強く、患部に熱感を感じるときは湿布を貼るのも良いです。冷やしたタオル等で冷やすのも良いですが、冷やし過ぎにはご注意ください。ズキズキとした痛みがなければ、湯船にしっかりと浸かり体全体を温めて血行を良くすることもおすすめです。

3.自己流でマッサージやストレッチは控える

ついつい自分で患部をマッサージしたり、ストレッチをしがちですが、自己判断で行うのは控えましょう。強度を誤ると、悪化してしまう場合がございます。日常生活では安静を基本として、ご自身で患部を押したり揉んだり、無理に動かしたり伸ばしたりすることは控えるようにしてください。

4.飲酒は控える

お酒を飲むことで、症状が悪化してしまうこともあります。また、睡眠の質が低下してさらに寝違えを起こしてしまうこともあります。しっかりと治るまでは飲酒は控えておくのがベターです。

5.症状が強い場合は鍼灸がおすすめ

痛みが強かったり、なかなか痛みが引かないときは鍼灸治療を施すことで早期改善が見込めます。軽度のものであれば、その日のうちか2~3日で痛みをとることができます。
お近くに鍼灸院があったり、通っている治療院がありましたら早めに相談しましょう。

YOKOHAMA SEEDの寝違え治療

YOKOHAMA SEEDの寝違え治療は、痛みが強く出ている部分には抗炎症効果が期待できる鍼灸治療や電気治療を中心に行い、痛みによって負担のかかっている関連部分にはマッサージ等の手技療法を用いて施術を行います。
また、年に何度も寝違えを繰り返し起こしてしまう方は、からだのバランスを崩してしまっていることも考えられます。そういった方には、寝違え改善後に全身調整をお勧めいたします。

当院では痛みを取り除くだけでなく、根本原因の改善をすることによって、早期の痛みの改善、再発防止に取り組んでいます。

日常生活での寝違え予防

寝違えが起こらないように日常生活で出来る予防をご紹介します。

1.正しい姿勢・場所で寝る

首を傾けて寝てしまったり、うつ伏せで寝てしまったりするのは寝違えが起こしやすいのでNGです。泥酔時や疲れすぎて、ソファや床などで朝まで寝てしまうのはもってのほか。正しい姿勢・場所で睡眠は取りましょう。

2.寝る前に首肩のストレッチ・日常的に運動する

デスクワーク等で首肩が凝り固まっている人は、寝違えが引き起こりやすい傾向です。運動習慣を取り入れて、首肩の凝りを残さないようにしましょう。どうしても運動が難しいようでしたら、寝る前に首肩周りのストレッチを行いましょう。

3.睡眠時間・睡眠環境の見直し

睡眠時間が短いと疲労が蓄積し、寝違えの原因となりますので睡眠時間は十分にとりましょう。また、湯船に普段浸からないことも睡眠の質の低下につながります。寝る一時間半前に、湯船でしっかり体を温めるのが睡眠の質を向上すると言われています。(参照 『スタンフォード式 最高の睡眠』)
また、睡眠環境である寝具も大切です。自分の体に合ったものを選びましょう。

まとめ

寝違えは睡眠時の不良姿勢と身体的要因(疲労・ストレス・飲酒)、環境要因(合わない寝具)が原因として引き起こります。予防に気をつけていれば、そうめったに起こりませんが疲労が蓄積していたり、忘年会シーズンで飲みの席が多い時期や、季節の変わり目は、気をつけていても寝違えてしまうこともあります。

ご紹介しました予防法を普段の日常生活に取り入れていただき、もし寝違えてしまった際は対処法を参考にしてみてください。

鍼灸院等で治療を受ける際は、寝違えは痛みの出始めから治療を行ったほうが早く治りますので、無理に我慢せずにお早めのご相談をおすすめいたします。

\ この記事を書いた人 /

YOKOHAMA SEED

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